「絵本の絵の世界を味わおう」でした。
テーマは「ファンタジー絵本・クリスマス絵本」でした。
ビロードのうさぎ |
もりのなか |
今回の展示絵本もそのテーマに沿って
置かれています。
読み語りの後は、
絵本の絵づくり(製版)についてのワークショップでした。
読み語りで聞いた「もりのなか」の作者ホールエッツの手法
を体験しました。
絵本は一枚の紙に絵を描く方法だけではありません。
版画のように何版も作ってそれを重ねていく方法があります。
ホールエッツはその版画のような制作方法を用い、
独特の作風を作り出しています。
くまの色を塗った後に
上から黒の版を乗せ、ひとつの絵として仕上げました。
後半は、
ディックブルーナの原画をもとにした
クリスマスカードづくりをしました。
ディックブルーナの絵本は、
黒の縁取りに赤、青、黄、緑、茶、灰色に
限定された色で成り立っています。
この6色は、ブルーナカラーと呼ばれています。
線画、色彩をシンプルにし、
どの配色が適しているか色をおきかえながら
絵本を作り上げる手法です。
まず図案をトレーシングペーパーに写し取る |
写した図案に透明フィルムを乗せ黒のアクリル絵の具で線をなぞる |
画用紙にトレーシングペーパーを乗せ、画用紙に線跡が残るよう上からなぞる |
図案の跡が付いた画用紙にあらかじめ決めておいた4色を塗り、
上から線画のフィルムをのせると
ディックブルーナ風カードの完成です。
参加した方が、
絵本は1枚の絵が印刷されてできていると思っていたが、
何枚も版を重ねてできている絵本もあることを知って驚いた。
知らなかったことがワークショップで体感でき、
絵本の作風なども知れて、とても楽しかった。
と、話してくれました。
1月の絵本アンバサダー養成講座は
お休みです。
2月21日(木)は
「知っておきたい本ー名作から話題作までー」
たくさんのブックトークが聞かれると思います。
絵本の楽しさを体験しに来てくださいね。
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