10月24日(土)、一本の蛇口から、その水がどこから来るのかを探検する「蛇口のちっぽ探検」に行ってきました。これは、NPOはかた夢松原の会のお世話により、東箱崎団体協のよびかけで行われたもので、大山ダム、山田堰、三連水車の見学に行ってきました。
まず、最初に行ったのは大山ダム。大山ダムは洪水調節、既得取水の安定化・河川環境保全、新規利水を目的に作られました。赤石川が大山川に合流する合流点の上流2kmに位置し、筑後大堰において福岡導水を介した福岡地方への各種用水供給、筑後導水を介した筑後地方への上水道・工業用水・農業用水の供給のための水源の一つとしての役割を果たし、福岡導水・筑後導水の供給割合量上、重要なダムとされています。ちなみに、大山ダムの一角に設置された「ホタルビオトープ」は、第三者認証としてJHEP認証を受けています。
つぎに向かったのが、山田堰と三連水車。山田堰は自然の地形を生かして利水と治水の両機能を持ち合わせています。この技術は、現在でも高い評価を得、推奨土木遺産に指定されています。山田堰は、様々な事業に影響を与え、アフガニスタンにおけるNGOペシャワール会が主導となってつくられた取水堰は、この山田堰を参考にしたことは有名な話です。
最後に山田堰が建設された当初、自然流下で水を引くことのできない地域に自動回転式の水車で揚水している三連水車を見学しました。
今回、大人が中心でしたが、是非、先人の知恵を子どもたちに学んでもらいたい内容のものでした。
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大山ダムの説明
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この日は、前日の雨が降ったこともあり、満水
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大山ダムを背に
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山田堰で中村哲さんの取り組みも紹介されています
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国土交通省の方の説明を熱心に聴き入る参加者
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三連水車の前にて
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