公民館に入ったところに、大きなミカンが置かれています。
名は”晩白柚”。熊本県八代出身の方が、毎年、持って来られます。
晩白柚は、ザボン(文旦)の一品種。学名は Citrus maxima ‘Banpeiyu’。名前の由来は、晩生(成熟が遅い)であること、果肉が白いこと、漢字で柑橘類を表す柚で、晩白柚となったそうです。
原産地はマレ-半島で、当初、1920(大正9)年、台湾総督府に勤務していた熊本県の植物学者である島田弥市さんが、ベトナムにあるサイゴンの植物園に頼み込んで苗を分けてもらったのが晩白柚でしたが、当時は栽培方法もわからず普及には至りませんでした。
15年後、再び熊本県の果実試験場で研究や調査を再開し、熊本県八代市の風土が晩白柚の栽培に適しているということがわかり普及し、全国の96%を占めるようになりました。
味は甘すぎず、酸味も穏やかで食べやすく美味しいです。さらに、ビタミン類とクエン酸を多く含んでおり、消化を助け動脈硬化などの予防ができるなど健康に良いとされています。
しばらく、公民館で飾った後、公民館の職員の口の中におさまります。
引用した資料
1.晩白柚(ばんぺいゆ)の食べ方・むき方・選び方・皮レシピ。熊本県八代名産の世界一の柑橘類果物が万能すぎる!
https://kumaque.com/food/1474
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